感謝の心
戦後まもない昭和二十五年。
「脱脂綿」と「布団」を主力商品に、
衛生面から人々の暮らしを支えた。
昭和25年創業の反後屋本店は、現在のJR熊本駅前の一角に卸問屋として店を構えていました。戦後の物資不足の時代に、布団と脱脂綿を主力商品に衛生面から暮らしを支えようと商売が始まりました。布団は家庭用だけでなく業務用として病院など、脱脂綿は衣料品や化粧品を扱う薬局との取引をしていました。昭和28年の熊本大水害では、県下全域が甚大な被害を受けるも、取引のあった県外企業から大量の支援物資をいただき、「感謝の心」を強く抱くと共に、県内の取引のあるお店を周り、濡れた商品を取り替えてまわるなど、「困った時こそ支え合う」、「信頼を大事にする」など、現在のかねくら株式会社の理念に繋がる出来事がありました。