Our History

これまでの歩み

感謝の心

戦後まもない昭和二十五年。
「脱脂綿」と「布団」を主力商品に、
衛生面から人々の暮らしを支えた。
昭和25年創業の反後屋本店は、現在のJR熊本駅前の一角に卸問屋として店を構えていました。戦後の物資不足の時代に、布団と脱脂綿を主力商品に衛生面から暮らしを支えようと商売が始まりました。布団は家庭用だけでなく業務用として病院など、脱脂綿は衣料品や化粧品を扱う薬局との取引をしていました。昭和28年の熊本大水害では、県下全域が甚大な被害を受けるも、取引のあった県外企業から大量の支援物資をいただき、「感謝の心」を強く抱くと共に、県内の取引のあるお店を周り、濡れた商品を取り替えてまわるなど、「困った時こそ支え合う」、「信頼を大事にする」など、現在のかねくら株式会社の理念に繋がる出来事がありました。

反後屋本店創業者
反後倉吉

真摯な姿勢で、戦後の日本と人々の暮らしを
支えようと尽力したパイオニア
反後屋本店の創業者である反後倉吉は、大変研究熱心で信頼の厚い人柄でした。小売り店など取引のある企業から後継者を託されることも多く、反後屋本店では従業員が住み込みで働き、布団の作り方から商売のイロハを共に学び寝食を共にしていました。またある時は、取引のある企業が原料の糸はたくさんあるのに漂白、製品化ができずに困っているのを知り、倉吉はわざわざ福岡まで出向きました。親戚などのつてを頼って旭化成などの化学製品会社と交渉を重ね、それが功を奏して大量の苛性ソーダを入手でき、大変感謝されたというエピソードもあります。

かねくら株式会社創業者
反後皓介

転んでも転んでも起き上がる
「七転び八起き人生」を歩んだ
かねくら株式会社創業者
大学進学を目指していた頃、父倉吉の誘いで反後屋本店に入社し、若干22歳にして取締役営業部長に就任。しかし、業績が着実に伸びていた矢先に連鎖倒産に遭い、決死の思いで再起を果たすため、かねくら株式会社を設立しました。当時の高度経済成長の波に乗り、業績を伸ばすことができました。その後、少子高齢化社会の到来を見据え、病院や施設の経営にも事業を拡大しました。しかし、61歳にして病気を患い、20年を超える闘病生活でしたが、拙著『七転び八起きの人生』にあるように転んでも起き上がり、事業の発展や地域社会奉仕活動にも全力で取り組み、今のかねくら株式会社の礎を築きました。

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